TSUNAMI 津波[2010年02月13日(土)]
調べてみるとスマトラ沖では何度も地震は起きている様ですが、この映画は2004年12月26日のマグニチュード9.3の大地震で、災害状況を取材し、地元の人々の証言をもとに作られた様です。

テレビドラマとはいえ社会派ドラマとしてとてもいい作品だったと思います。
まず、海から突然出てくるダイバーの最初のシーンは思わずドキっとして彼女の叫び声に早速緊張してしまいます。
全編・後編をあわせて3時間という長さを全然感じません。
津波の実際の映像を過去に見ていて、22万人を超す犠牲者が出た事も聞いているし、その規模の怖さを知っていることからか悲惨な状況のシーンはあまり多くなくても証言をもとに作られているだけに被災者の立場になって観る事が出来ます。
その中で観光地に来ていたイギリス人の2つの家族と地元で働くタイ人に焦点を当てています。
一人娘を探す夫婦イアンとスージー、そして重体の息子を助けようと駆け回るキムとその弟の様子がとても辛く伝わってきます。ホテル従業員のタンは家族を奪われ、今また愛する故郷を奪われようとするが一人の力ではどうする事も出来ない。
そして取材陣や、各国の災害救助団体の動きなどから、映画は次第にそれ以外の内容に移っていきます。最初は報道人として現地の記事を容赦なく集めるジャーナリストのニックは次第にその裏にある大きな社会・政治・経済の動きに気が付いて駆け回る。
ジャーナリスト・ニックにティム・ロス。この頃さらに渋くなってきました。とても彼らしい役で汚れていても後半の引き締まった所に満足です。
この作品はNHKで海外ドラマとして放映されたらしいですが、見ていて損のないお勧めの作品です。


